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臨床発達心理士の子どもの発達コラム 〜合理的配慮②〜

臨床発達心理士の趙です。
もう6月に突入して、早くも一年の半分が終わろうとしていることに驚いています。
これから本格的に夏の気温になっていくので、熱中症などにも気をつけていきましょう。

さて、今回は以前にも少し書きましたが、「合理的配慮」についてお話ししようと思います。
合理的配慮については、前回のブログもご覧ください。

合理的配慮のエビデンス

合理的配慮とは、「必要かつ適当な変更及び調整」です。

その、変更や調整をするためには、その変更や調整が本当に必要であることを証明する必要があります。
この本当にその変更や調整が必要であることを証明する根拠を「エビデンス」と言います。

一番わかりやすいエビデンスは、「発達検査」です。
発達検査の結果から、得意と苦手を把握し、必要かつ合理的であると言える根拠を分析して導き出すことが重要です。
特に発達障がいなどの、目に見えない凸凹のあるお子様の場合は、検査の結果はとても重要な役割を持ちます。

お子様の状態を把握するために、必ず検査を受ける必要があるかというと、そういう訳ではありませんが、検査は一つのわかりやすい資料だと思います。

他にも、お子様の行動観察等から考えられる必要な支援をやってみてうまくいった事例を集めておくことも重要です。
もちろんこれも、エビデンスになります。

協議するということ

合理的配慮において、とても重要なのは「協議すること」です。
お互いがお互いの意見を出し合い、納得できる形を目指すことが重要です。
エビデンスを基に求めることと、求められた側ができることを、擦り合わせていく事が大切です。
どちらも一方的では、協議ができません。
どちらもお互いの話を聞く姿勢も必要です。

焦らないこと

合理的配慮を求めても、すぐに対応できることとできない事があります。
求められた側に検討が必要なこともあります。
一度の話し合いで全ての合理的配慮が決まり、実行されるというものではありません。

子どもも年齢や発達に応じて必要な配慮が変化します。
一度で何かを決めるのではなく、協議を重ねて本当にその子にとって合理的で必要な調整について考えていくプロセスが重要なのです。

なので、焦らないことが重要です。一つひとつ擦り合わせながら進んでいく事が重要なのです。

私はもう少し合理的配慮が当たり前のものになって、身近なものになるといいなと思っています。
そして、できることとできないこと、必要なことと必要でないことを協議していく場が増えるといいなと思います。

皆さんも、よかったら合理的配慮について、いろいろ調べてみてくださいね!!

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