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水泳嫌いは呼吸から?

突然ですが、皆様「呼吸していますか?」

そう聞かれて「していません」と答える方は、まずいないでしょう。
人は生きている間、当然呼吸をしています。

しかし、呼吸というものを「意識」することは少ないのではないでしょうか?
水泳をしていると、普段の呼吸では失敗してしまうことがあるので、「呼吸を意識すること」がとても重要になってきます。

プールで歩く分には呼吸のことは考えなくても支障はありませんが、スイミングスクールや個人レッスンで、水泳を覚える時には必ず呼吸練習をします。

呼吸練習をしよう

水泳の呼吸は「口から吸って鼻から吐く」というのが基本です。
水泳を始めて経験する方は、息を堪えてしまう方が多いので身体に力が入ってしまいます。

息をこらえることも必要な時もありますが、そうなると脱力ができず、泳ぐことも思うようにできません。
そのため、泳ぎを覚える際には「呼吸」を練習する必要があります。

1,口から吸って口から吐く
 ①    水面に向かって口から息を吹きかける
 ②    口まで水に浸かりブクブクと息を吐く
 ③    潜ってブクブクと息を吐く

2,口から吸って鼻から吐く
 ①    水面に向かって鼻から息を吹きかける
 ②    鼻まで水に浸かりブクブクと息を吐く
 ③    潜って息を鼻から息を吐く

基本的に、吸う動作は口からです。
吐く動作は鼻でも口でもどちらでもできますが、鼻からできた方が水泳には有利です。

ただ運動の激しさが増すと心拍数があがり、呼吸数も多くなるので鼻から吐くだけでは苦しくなります。その時は口から吐く呼吸もプラスしていいと思います。

私たちインストラクターは、お客様の目標に向けて、色々な手法で上達できるようサポートさせていただきます。
いろんな動きの中に呼吸の練習をプラスしたり、お客様の体調やペースに合わせていくことで少しずつ自信をつけていただけるように頑張っています。

ここからは水泳指導者である、私二口(にぐち)の体験記です。

水泳が嫌いだった

現在、水泳指導をしている私ですが、子供のころは水泳が大嫌いでした。

水泳以外のスポーツはなんなくこなせましたが、水泳だけは好きになれず、夏の水泳授業だけは私にとって地獄でした。

遠い昔を思い起こせば、小学1年生の頃、友達とプールで水をかけあうのは楽しかったのですが、水に顔をつけることが苦手でした。
周りの子たちは簡単に顔つけができるのに自分だけができず、何度も顔を拭き、その先の息吐きなんて全く出来ませんでした。

自分だけが出来ないことが悔しくて、家に帰ってお風呂で何度も何度も練習したのを覚えています。

学年が上がっても水泳嫌いは続き、泳ぎは全く上達しませんでした。
息がうまくできないのが自分でも嫌でした。
先生には厳しく呼吸をしなさいと言われ続けるが出来ない…。水泳授業はそればかりでした。

確か5年生の頃に、いい加減できないことが悔しくなり、夏休みに学校で開かれていた水泳教室に通うことにしました。
この水泳教室に通ったことで水中での呼吸が上手くできるようになっていきました。
そしてその夏休みの間に何とか50メートル泳ぐことができるようになりました。

翌年6年生の夏、この年も学校の夏休みの水泳教室に通いました。
前年とは違い、とんとん拍子に上達し、ついにタイム測定のクラスまで上がることができました。

そうして、水泳には自信がついてきた私でしたが、やはり水泳自体あまり好きではありませんでした。
理由は、「息がしんどいから」でした。

私は楽に泳げればいい、楽しく泳げればいいと思っていましたが、タイム測定のクラスに上がると、試合に出ろと言われるのでした。
そもそも、「息がしんどい」から水泳が好きではなかった私は、練習が嫌になり、3日に1回は休むような状態でした。

しかし、ある日試合に出ることになりました。
試合に出てみると学校のプールより大きな50メートルプールで、飛び込み台も学校のより高さがあり、そして深いものでした。
初めての試合で飛び込みもうまくできず、ただただ必死で泳いだ記憶が残っています。

結果は大した記録ではありませんでしたが、私のベストタイムでした。
試合の空気はピリッとしていて緊張感があり最高でした。

その後、中学高校はあまり泳ぐことはなく、高校卒業後はスポーツ系の専門学校に入りました。
そこで改めて水泳を始め、しっかり泳げるようになり、指導法を習い、実習で実践し、やっと楽しさがわかりました。
そして大嫌いだった水泳を仕事としてやっていくようになりました。

水泳は楽しい

月日が流れ、水泳指導をするようになってから何年たったのかわからないくらいになりました。
今、こうして過去を振り返ってみると、自分の子供の頃の水泳は、単に泳ぐ、しんどいばかりで、楽しいと感じたことがなかったなと思いました。
だから嫌いだったのだと思います。

現在、指導する側になって、「お水が怖い」「息がしんどいから水泳ができない」というお客様に沢山お会いします。
自分も昔そうだったので、その気持ちはすごく理解できます。

「息がしんどい」ということには、緊張からくるもの、呼吸の仕方、体力的なこと、過去の体験などが様々な要因が考えられます。
それを踏まえて、客様の状態やペースに合わせて、レッスンを進めています。

プールに入ることが怖いとおっしゃっていた方が、私たちの指導で少しずつ上達していき、水泳を楽しんでもらえる、泳げることを喜んでもらえることが、私たち指導者の喜びです。

全てを上手くできる人はいません。

始めはみんなできないことばかりです。はじめの一歩を踏み出してみませんか。
私たちと一緒に水泳の楽しさ実感しましょう。

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