臨床発達心理士の子どもの発達コラム~インフルエンザの流行~
こんにちは!臨床発達心理士の趙です。
まだ暑さの残る9月ですが、朝晩には少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。
夏休みが終わり、子どもたちも学校生活のリズムを取り戻している頃でしょうか。
最近、学校ではインフルエンザが流行しているとききます。
今回はこの時期から気をつけたい「インフルエンザ」と、子どもの体調と学習について考えてみたいと思います。
<インフルエンザは冬だけではない?>
インフルエンザというと、「冬に流行する感染症」というイメージを持つ方も多いと思います。
しかし近年は、季節にかかわらず感染がみられることもあり、秋口から学校や園などで感染が広がることがあります。
新学期が始まると、子どもたちは再び多くの人と接する生活になります。
手洗いや換気、咳エチケットなど、日常の中でできる基本的な感染対策を続けながら、いつもと違う体調の変化に気づくことが大切です。
<夏休み明けは疲れが出やすい時期>
9月は、子どもたちにとって意外と負担の大きい時期です。
長い夏休みが終わり、起床時間や登校、授業、宿題、習い事など、生活のリズムが一気に変化します。さらに、まだ暑い日も続きます。
大人から見ると「いつもの生活に戻っただけ」に見えても、子どもの身体には思っている以上に負担がかかっていることがあります。
「朝なかなか起きられない」「宿題に取りかかれない」「集中力が続かない」「なんとなく機嫌が悪い」。
そんな様子が見られたとき、つい「やる気の問題」と考えてしまうことがありますが、身体の疲れが行動に表れているのかもしれません。
<家庭でできる感染症予防>
感染症を完全に防ぐことは難しいですが、日常生活の中でできることはあります。
まず大切なのは、外から帰ったときや食事の前などに手洗いをすることです。咳やくしゃみが出るときには、マスクやティッシュ、袖などで口や鼻を覆う「咳エチケット」も意識したいところです。
また、室内では適度に換気を行い、十分な睡眠や食事をとることも、体調を整えるうえで大切です。
そして、発熱や強いだるさ、咳など、いつもと違う症状があるときには、無理をして登校や外出をするのではなく、まず休養をとることも必要です。
感染症予防というと「うつらないための対策」に目が向きがちですが、「体調が悪いときには無理をしない」ということも、自分自身と周囲の人を守る大切な行動です。
子ども自身が少しずつ「自分の身体の状態に気づく」ことができるよう、大人が声をかけながら一緒に確認していけるとよいですね。
<「いつもと違う」に気づく>
子どもの体調管理で大切なのは、必ずしも特別なことをすることではありません。

「今日は口数が少ないな。」
「いつもより眠そうだな。」
「食欲がないな。」
「集中できていないな。」
そんな小さな「いつもとの違い」に気づくことです。
体調なのか、疲労なのか、それとも別の理由があるのか。
体調が悪いときには、無理に頑張らせるより、しっかり休んで回復することが、その後につながることもあります。
この秋も、子どもたちがそれぞれのペースで学び続けられるよう、なかい予備校グループも一人ひとりの様子を丁寧に見ながらサポートしていきたいと思います。











