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初心者の方必見!クロールの息継ぎを身につけよう。

皆さんこんにちは。
なかい水泳予備校の村田です。
春風が心地よい季節となりました。
4月も半ばが過ぎようとしていますが、皆さん新生活にはもう慣れましたか?

さて今回のブログのテーマは『クロールの息継ぎ』です。
普段から私はお子様のレッスンを担当しています。
その中でもやはりクロールが泳げるようになりたい、というご依頼が多く、水慣れから始めるお子様もいれば、学校やスイミングスクールで習っているけどなかなか上達しないというお子様もいます。
どちらにしても正しいフォームを覚えてもらうことが一番なので、「息継ぎ」と部分に視点を当ててお伝えできればと思います。
現在クロールの練習中のお子様や息継ぎが苦手なお子様は、確認しながら読み進めてみてくださいね。

息継ぎの顔の向きと呼吸法を覚えよう

まずは、息継ぎをするときの顔の向きと呼吸法からお伝えしていきます。
クロールを泳ぐにあたって顔の向きと呼吸法を覚えることはとても重要なことなので、手順を踏んで練習してみましょう。
下記がその一連の流れとなります。

1,呼吸をする方向を決める。
2,壁やビート板の上に息継ぎをしない側の手を置いて顔を入れる。
3,水中で鼻から息を吐きながら横を向き、息を吸ったら顔を水中へ戻す。

次にそれぞれの動きの詳細や注意点、ポイントをお伝えしていきますね。

1,呼吸をする方向を決める。
最初に左右どちらで呼吸動作をするかを決めていきます。
ご本人が向きやすい方向があると思いますので、実際に顔を横に向けてみて確認してあげましょう。やりやすい方で大丈夫です。
もしわからないようであれば利き手側へ向けるようにしてみましょう。

2,壁やビート板の上に息継ぎをしない側の手を置いて顔をつける。
はじめのうちは、足が届く浅いプールで足を床につけて行うことがおすすめです。頭のてっぺんが水中に隠れるくらいまで顔をつけていきましょう。
顔をつけたとき壁やビート板の上に置いている腕に耳をくっつけるようなイメージでやってみましょう。
顔をつけたときは鼻から息をゆっくり(水中で小さな泡が出るイメージ)と吐いていきます。

3,水中で鼻から息を吐きながら横を向き、息を吸ったら顔を水中へ戻す。
息継ぎをするとき、下の写真のように顔を真横に向けて呼吸するのが理想です。

水中でしっかりと鼻から息を吐き、顔を横に向けたときに口から吸うことがポイントです。
とはいえ、タイミングがずれてしまうと口や鼻に水が入って痛くなるなど、初心者にとってこの部分が一番難しいところでもあります。
タイミングがとれるように慣れるまでは、顔をつけている間3秒数を数え、顔を横に向けたタイミングで「パッ」と吐く方法がおすすめです。
お子様の隣で「1,2,3,パッ、1,2,3,パッ」と声かけをしてあげると分かりやすいかと思います。
また、横を向いたとき息が上手く吸えないということもよくあります。
水中での吐く息は全部吐ききるようにしましょう。しっかり吐いておくと次の息継ぎの動作で十分な量の空気を吸うことが可能になります。
息を吐くときは一気に吐いてしまわず、ゆっくりと吐くようにしましょう。
顔を水中に戻すときは、最初の姿勢(伸ばしている腕に耳をくっつける)に再び戻すようにしていきます。

息継ぎしながら腕を回す練習をしよう

横を向いて息継ぎをすることに慣れてきたら今度は、腕を回しながら練習してみましょう。
下記がその一連の流れになります。

1,壁やビート板の上に両手を置いて、顔をつける。
2,片方の手で水をかきながら横を向く
3,顔を水中へ戻しながら、かいた手も前方へ戻す

それでは、それぞれの動きの詳細や注意点、ポイントをお伝えしていきたいと思います。

1,壁やビート板の上に両手を置いて、顔をつける。
まずは、腕を回す準備に入ります。置いている両手を揃えるようにしましょう。最初は立ったままで大丈夫です。
腕の回し方については、以前のブログでも書かせていただいています。
そちらもぜひ併せて読み進めていただくとわかりやすいかと思います。

伸ばしている両腕で挟み込むように、肩が耳の後ろにくっつくようにしながら顔をつけていくことがポイントです。
顔をつけている間は、息をゆっくりと吐き続けるようにしておきましょう。

2,片方の手で水をかきながら横を向く
左右どちらの手からはじめても構いません。
手のひらを下に向けたまま後方へ水をかきながら顔を横へ向けていきます。手で水をかくのと横を向くタイミングは同時にするとタイミングがとりやすくなります。
顔を横に向けたときは、顎はひいている状態で目線は少し斜め後ろを見るようにしていきましょう。
下の写真のように、顔を真横に向けた位置と手のひらが水面から出る手前まで水をかいた位置と合わせるようにします。
そしてこのとき水をかいた手は、水面近くまでしっかりかき切るようにしていきましょう。下の写真の赤丸の部分をご確認ください。

3,顔を水中へ戻しながら、かいた手も前方へ戻す
かいた手を今度は前方へ戻していきますが、先に顔を水中へ戻してから手を戻すようにしましょう。
ある程度慣れてきて、バタ足をつけて練習をしたとき、この「顔を真横に向けて手を戻す」というタイミングで身体が沈みやすくなります。
特に横を向いている時間が長ければ長いほど、どんどん身体は沈んでいきます。
横を向いて「パッ」と息を吐き、息が吸えたらすぐ水中へ戻すようにしていきましょう。
そして必ず両手が最初の両腕を伸ばして顔をつけている位置に戻すことを意識しながら練習しましょう。

少しずつ慣れてきたら、両腕を交互に回す練習もやってみましょう。
回すタイミングとしては、息継ぎを終えたあと、息継ぎで回した腕と反対側の 腕をそのまま回していきます。
回し終えたあとは両手は、必ず最初の位置で揃えるようにし、1.2秒止まってから次の手を回すようにすると息継ぎのタイミングがとりやすくなるのでオススメです。

いかがでしたか。クロールの息継ぎの手順についてイメージをつかんでいただけたでしょうか?
クロールの苦手なお子様の多くは息継ぎでつまづいていることが多いです。
泳ぎの動きを確認しながら練習することは、とても大切なことなのでお子様のペースで少しずつ進めてもらえたらと思います。

なかい水泳予備校では、お子様と真摯に向き合い、水泳を通してできることを増やしてほしい、もっと自分を好きになってもらいたいという想いでレッスンを行っている講師がたくさんいます。
どんなレッスンか気になる方は一度、体験レッスンを受けられてみてはいかがでしょうか?ぜひ、お問い合わせお待ちしております。

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