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臨床発達心理士の子どもの発達コラム 〜夏休み明け、子どもたちに起こりやすい変化とは?〜

こんにちは!臨床発達心理士の趙です。

長かった夏休みも終わり、新学期が始まる時期になりました。

夏休み明けになると、「朝なかなか起きられない」「学校に行きたくないと言う」「帰ってきたらぐったりしている」「なんだかイライラしている」など、休み前とは少し違った様子が見られることがあります。

こうした変化を見ると、「夏休みで生活リズムが崩れたからかな」「休み癖がついたのかな」と思うこともあるかもしれません。もちろん、それも理由の一つです。

ただ、夏休みから学校生活への切り替えは、私たちが思っている以上にたくさんの変化を伴います。

今回は、夏休み明けに子どもたちに起こりやすい変化について書いてみようと思います。

<夏休みと学校では、生活環境が大きく違う>

夏休み中は、学校がある時期と比べると、自分のペースで過ごせる時間が多くなります。

起床時間や就寝時間が多少ずれたり、好きなことに長く取り組んだり、家でゆっくり過ごしたりすることもあるでしょう。

一方、学校が始まると生活は一気に変化します。

決まった時間に起き、身支度をして登校する。時間割に沿って授業を受け、チャイムに合わせて活動を切り替える。先生の話を聞き、周囲の様子を見ながら行動し、友達とも関わる。

普段は当たり前に見える学校生活ですが、実はかなり多くの「切り替え」や「調整」が必要な環境でもあります。

そのため、夏休みという比較的自由度の高い生活から学校生活へ戻る時期には、一時的に疲れやすくなったり、いつもより調子が出にくくなったりすることがあります。

<夏休み明けに見られやすい変化>

新学期が始まった頃には、朝なかなか起きられない、身支度にいつもより時間がかかる、「学校に行きたくない」と言う、帰宅後にぐったりしている、いつもよりイライラしやすい、宿題になかなか取りかかれない、食欲が落ちる、寝つきが悪くなる、朝になると頭痛や腹痛を訴える、といった様子が見られることがあります。

もちろん、すべての子どもにこうした変化が起こるわけではありません。

また、一つ当てはまったからといって、すぐに何か問題があるということでもありません。

環境が大きく切り替わる時期には、大人でも普段より疲れたり、集中しにくかったりします。子どもにも同じようなことが起こります。

<「夏休み明けだから」だけではないことも>

新学期が始まって数日間は調子が出なかったものの、少しずつ生活のリズムが戻ってくるという子どもも多くいます。

一方で、気になる変化が長く続いたり、徐々に強くなったりする場合もあります。

たとえば、毎朝強い身体症状が出る、睡眠や食事にも大きな変化が出ている、以前楽しんでいたことにも興味を示さない、学校の話題になると強く不安定になる、といった様子です。

こうした場合には、「夏休み明けだから」と一括りにせず、学校生活の中で何か負担になっていることがないかを考える材料になります。

家庭での様子と学校での様子が違うことも珍しくありません。学校では一日問題なく過ごしているように見えても、帰宅した途端にぐったりする子どももいます。

子どもの状態を知るときには、一つの場面だけではなく、いくつかの場面から見ていくことも一つの手がかりになります。

<夏休み明けは「変化が起こりやすい時期」>

夏休み明けは、生活時間、学習、人間関係、集団生活など、さまざまなものが一度に動き始める時期です。

すぐに学校のペースに戻れる子どももいれば、少し時間がかかる子どももいます。

疲れとして表れる子もいれば、イライラや「行きたくない」という言葉、身体の不調として表れる子もいます。

子どもの反応には、さまざまな形があります。

「夏休み明けには、こんな変化が起こることがある」。

そのことを知っているだけでも、普段とは少し違う子どもの様子を見る一つの手がかりになるのではないかと思います。

まだまだ暑い日が続きますので、体調にはより気をつけていきましょう!

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