臨床発達心理士の子どもの発達コラム 〜DCD学会レポート②〜
こんにちは!臨床発達心理士の趙です。
台風が発生していて、天気や気圧の変化が大きくなっていますね。
子どもたちは、「学校が休みなりますように!」と張り切ってお願いしているようですが、どうでしょうか。
大阪市内はなかなか警報が出ないので、難しいかもしれません笑
さて、前回に続き「DCD学会」のことを書いてみようかと思います。
<DCDの社会的認知>
DCDはまだまだ社会的認知度が低いです。
その他の発達神経症(発達障がい)に比べると、知らない人が多いのが現実です。
医療機関の方の中にも、知っているかどうかはムラがあります。
<日常生活動作の困難>
日常生活の中では、様々な動作があります。
朝、目が覚めて体を起こす。顔を洗う時に手のひらに水を溜める。歯磨きをしてうがいをする。お箸を使ってご飯を食べる。服を着替える。ボタンを止める。ズボンのホックを留める。カバンを持つ。靴下と靴をはく…など。
こうやって見てみると、人間は1日の中で常に運動をしているのです。
DCDの子どもたちは、この運動に苦手さがあるため、生活の中での困難さが大きくなります。
特別な運動やスポーツが苦手ということではなく、生活動作に難しさがある場合が多いと言えます。
<活動参加の視点>
DCDの子どもたちは、その不器用さから様々な「活動に参加すること」が難しくなります。
そのことによって、自信を失ったり、より一層活動に参加しなくなったりすることがあります。将来的には、そこからうつ症状などにつながるケースもあります。
そのため、「活動への参加」ということを中心に支援を考えていけると良いでしょう。
<認知的アプローチ>
DCDの子どもへの支援については、「Co-oPアプローチ」が推奨されています。
これは、子ども自身が「できるようになりたい!」と思うことについて、その遂行プロセスを一緒に考え支援をしていく方法です。
子ども自身の「できるようになりたい!」を基盤して、子ども自身が主体的に目標を達成できるように支援します。
周りの人間が、「こうできるようになってほしい」ことではなく、子ども自身が「やりたい活動」を中心とすることが重要です。
<5歳児健診>
子ども家庭庁は、5歳児健診を全国で実施する方針を出しています。

様々な学会でも大きなトピックスとなっています。
DCDの子どもも、5歳児健診の段階でわかると小学校入学後の支援を考えやすくなるかもしれません。
今はまだ自治体ベースですが、うまく活用できていくといいのかなと思っています。
色んな学びがあったDCD学会でした。
まだまだ社会的認知が進んでいないDCDですが、様々な場面で支援の手が増えていくと良いなと思います。











