【なかいコラム】~自分育成ゲームで自己肯定感を高めよう~
なかい水泳予備校 代表の中井です(^^♪
最近、一時帰国でレッスンに通ってくれるお子さんが増えています。
その子どもたちを見ていると、とても自己肯定感が高いと感じます。
「できることはできる、できないことは挑戦すればいい」
というシンプルな感覚を自然に持っているように思うのです。
日本の子どもたちとは違うなと感じています。
私自身は、子どもの頃から比較的自己肯定感が高い方でした。
水泳でも学校でも、「やってみたい」と思ったことには迷わず挑戦してきました。
もちろん苦手なこともたくさんありましたが、
「苦手だからダメ」と自分を責めることはあまりなく、
「苦手だけど意外とできたな」とか
「苦手なことをうまく隠してやり過ごせたな」と前向きに考えていました。
一方で「これくらいが自分の限界かな」と
自分なりにラインを引いていた部分もあります。
水泳でも、同じ選手コースの速い子を見て「私センスないな」と感じていたので、
「これはジュニアオリンピックに出場できたら自分としては上出来」と思っていました。
実際にそこまでは達成できました。
周りと比べて苦しむのではなく、
「これが自分のペース」と受け止められていたことが
大きな支えになっていたと振り返ります。
私の両親は小学校の先生でしたが、
特別に褒めて伸ばすタイプではありませんでした。
だからといって「褒められたいから行動する」こともなく、
「自分がやりたいからやる」という気持ちで動いていたと思います。
そして、本気で取り組んだことを認めてもらえたときに褒められる方が、
何倍も嬉しいことを、子どもの頃から自然に知っていたように思います。
私は自分を受け入れるのが得意だったのかもしれません。
得意なことも、苦手なことも、失敗も成功も、
そのまま受け止めることができたからこそ、
挑戦することを怖がらずにいられたのだと思います。
子どもたちには、
まずは今の自分の現状を受け止めてほしいと思います。
今の自分は、いわば“育成ゲーム”のスタート地点のようなもの。
そこからどんな経験を積み、どんなふうに自分を育てていくかが大切です。
今は完成形ではないのだから、
できないことがあっても落ち込む必要はありません。
目標を決めて挑戦し、その達成を喜ぶ経験を積み重ねることが
きっと揺るがない自己肯定感を育む力になると信じています。
水泳を通して、そんな考え方を子どもたちに伝えていけたらと思います。
ちなみに私自身も、この春から夏にかけて
整理収納アドバイザーの資格やガイドヘルパーの資格にチャレンジしています。
午前はハウスクリーニング、午後から夜までレッスンというハードスケジュールをこなしながらの挑戦で、
肉体的にも精神的にも、まだまだ“育成ゲーム”の真っ最中です。
まだまだ自分の完成形までは遠い道だと信じています!