仰向けで浮けるようになったら、背面キックにチャレンジ!
こんにちは!なかい水泳予備校、講師の村田です。
酷暑の続く日々、毎日1回は誰かと『今日も暑いですね!』という言葉を交わしています。
夏休みも後半に差しかかっていますが、こんな暑さに負けないよう乗り切りたいですね!
さて今回のブログのテーマは『仰向けで浮けるようになったら、背面キックにチャレンジ!』です。
皆さんは「背面キック」をしたことはありますか?
スイミングスクールでもテスト項目として実施されているところも多く、
主に背泳ぎを泳ぐためのキック練習として取り入れられています。
まずは、背面キックがどんな練習方法なのかからお伝えしていきますね。
■背面キックとは?
背面キックとは、背泳ぎをするときに行うキックのことをいいます。
背泳ぎに限らずですが、水面に対して水平に身体を浮かせることはとても大切なことなので、練習することで正しい姿勢を覚えることができます。
また、クロールと同じように背泳ぎも『腕を回す』という動作が入ってきます。
腕を回しはじめた途端に沈んでしまい、上手く進まないなんてこともよくあるので、正確なキックを習得することで泳ぎの効率アップにも繋がります。
■背面キックを練習する前の確認
背面キックの練習をはじめる時に2つ確認してほしいことがあります。
まず一つ目は「仰向けで浮けること」です。
背面キックは仰向けの姿勢で行うので、姿勢がとれないままキックをすることはとても難易度が高くなります。
まずは、リラックスしながら仰向けで浮けるようにしておきましょう。
仰向けで浮く方法を知りたい方は、下記のブログでぜひ確認してみてください。
参照:https://suieiyobikou.jp/seuki/
そして2つ目は、呼吸の仕方です。
一見、水上で仰向けに浮くことはいつでも呼吸ができて楽なんじゃないかと思われがちです。ですが意外にもそれが、楽に息ができない、上手く姿勢がとれないなどの原因になっていたりします。
特にまだ慣れていないお子様からすると、仰向けになることは進む方向やプールの底も見えない状態で不安や緊張が大きくなります。
初めての練習となれば尚更ですよね。
実際、鼻に水が入ってしまうと痛くて練習どころではなくなります。
それを防ぐためにも、いつ顔に水がかかっても大丈夫なように
「んーぱっ、んーぱっ」と一定のリズムで鼻から息を吐けるようにしておきましょう。
ちなみに「んー」の時は鼻から息を吐き、「ぱっ」で口から吸うようにします。
■背面キックの練習方法
それでは実際に、背面キックの練習方法をお伝えしていきたいと思います。
下記が一連の流れとなります。
1,仰向けの姿勢で背浮きをする。
2,背浮きの状態で両腕を耳の後ろで組み、肘を伸ばしながら左右の手のひらと甲を重ねる。
3,2,の姿勢が作れたらゆっくりとバタ足をはじめる。
次は順を追って、ポイントや注意点をお伝えしていきますね。
1,仰向けの姿勢で背浮きをする。
まずは上の写真のように背浮きからはじめましょう。
身体の力が入っていると沈みやすいので脱力しながら行います。
身体が水面で水平になっていればOKです。
また、息を止めていると力みやすくなります。抜けやすくするためにも
ゆっくりと鼻から息を吐くようにすることがポイントです。
2,背浮きの状態で両腕を耳の後ろで組み、肘を伸ばしながら左右の手のひらと甲を重ねる。
次に写真のように両腕を耳の後ろで組む姿勢を作ります。この時、顔とおへそ、つま先の3ヶ所が一直線になるようにしていきます。
練習しているお子様を横から見てあげると水上での身体の位置を確認しやすくなります。
また、目線は天井へ向けてあごは引くようにします。顔と天井が平行になっていればOKです。
重ねた手のひらは天井に向け、写真の赤丸のように水中に入れておきましょう。水上に出すと身体全体が水面に対して斜めになり足か沈みやすくなります。
もし腕を耳の後ろで組むことが難しい場合は、下の写真のように手のひらを重ねずバンザイをするように両腕を伸ばすと浮き上がりやすくなります。
3,2,の姿勢が作れたらゆっくりとバタ足をはじめる。
2,の姿勢が作れたら今度は足の付け根から動かすようにバタ足をはじめましょう。この時、上の写真のように足の甲は少し内側を向け、膝や足首の力を抜きながら動かしていきましょう。
左右の親指をこするように蹴れていたらOKです。膝は脱力しているので多少曲がっているほうが良いです。
ただし、写真のように大きく動かしてしまうと今度は頭の方が沈みやすくなるので、蹴り上げた時に足の指先が水面から少し見えるくらいで膝は水上に出ないように注意しましょう。
また、ここでも呼吸の確認は忘れずに行ってくださいね。
足を動かしはじめると蹴った水しぶきや立つ波で顔に水がかかりやすくなりますので「んーぱっ、んーぱっ」と声かけをしてあげると安心して練習しやすいかと思います。
■まとめ
今回は背面キックがどんなものかについてご紹介させていただきました。
はじめのうちは、沈んで進みにくいこともあるかもしれませんが、そんな時はヘルパーなどの浮き具を使用しながらの練習もおすすめです。
まずは、10mほどを目標に進めるようにしましょう。
何度も練習を繰り返しながら距離を延ばしていってみてくださいね。
今お子様がスクールで練習中だったり、まだやってみたことがないという方にもぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
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