臨床発達心理士の子どもの発達コラム　〜場を楽しむために〜

臨床発達心理士の趙です。
７月の終わりになり、パリオリンピックが始まりましたね！！
個人的には開会式がとても感慨深く、フランスの本気を見た・・・と思いました。

さて、夏になりプール本番！！ですね。
もう１学期が終わりましたが、うまく泳げないことでプール授業を残念な気持ちで終えてしまったお子様もいるかもしれませんね。
泳ぎが上手くなるためには、どこでつまづいているかを知ることも重要です。
泳ぎ方のどこでつまづいているのかを知ると、どこを強化するといいのかもわかります。
なかい水泳予備校のブログでは、これまでも様々な泳ぎに関するポイントなども書いておりますので、是非読んでくださいね！！

＜場面を楽しむことの重要性＞

私自身、運動が本当にできないので、当然うまく泳げません。
幸いなことに、小学校が水泳の授業がなかったので、困ることはありませんでした。
３歳からスイミングを習いましたが、おそらく泳法として正しく獲得されているものはないと思います。
海やプールは大好きなので、毎年行くようにしていますが、浮き輪で遊んでいます。
海やプールはテンションが上がって楽しいので、泳げなくても満喫しています。

このように、できるできないに関わらず、場面を楽しむことはとても重要です。
これは全てのことにつながりますが、嫌な思い出や怖い思い出があると、その場面を楽しむことはできません。
そうならないためにも、子どもに合ったスモールステップを考えていく必要があります。

＜プールでのスモールステップ＞

プールは、溺れたりすると「恐怖」につながります。
そういう意味では、他の場面よりも「恐怖」に繋がりやすい場面であると言えます。
恐怖を感じると、人間の本能として、その場面を避けようとすることになります。
なので、少しずつ場に慣れるところからのスタートが必要です。
そのためにも、環境整備をしておくと良いでしょう。

＜環境整備＞

泳ぎ方のスモールステップについては、なかい水泳予備校の他のブログを読んでもらうとよくわかると思います。
しかし、そのプールという場に慣れるためには、「環境整備」が必要です。
初めての場所や初めての体験が苦手なお子様はたくさんいます。
そのためにも、プールがどういう場所なのか、何をするのか、どういうことに気を付けないといけないのかを、あらかじめ子どもに伝えておくことも重要です。
他にも、子どもが触っていいものや通っていいところ、音の感じやシャワーのなど、色々と考慮しておくことが重要です。
ルールについても明示して、子どもと確認しておくことが必要です。
子どもに見通しを持たせることが安心に繋がるので、見通しが持てるようにしましょう。
子どもによって、どういうところで不安が高まるのかや、どんな行動をするかをあらかじめ予測し、環境を整えておくと良いでしょう。

学校での授業では、集団での授業になります。
なので、プール授業についても学校の先生と事前に横断できておくと良いかもしれませんね。
子どもたちが、楽しめる場を狭めることなく、色んな経験を通して色んな場を楽しめると良いなと思います。
是非、他のブログも読んで、泳法について知ってもらえたらと思います。

なかい水泳予備校では、子どもの発達に合わせた個別指導で、水泳を楽しんで学べる環境を作ります。

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