臨床発達心理士の子どもの発達コラム 〜災害に備える〜
臨床発達心理士の趙です。
もう10月も終わりに近づき、今年も残り少なくなりました。
怒涛のように毎日が過ぎていくのでビックリしますよね。
思えば、今年は年始早々地震がありました。
日本は自然災害大国と言われています。
実は臨床発達心理士会の中にも、災害に対する支援を考える部門があります。
これは各心理士会や心理師会の中にもあるのではないかと思われます。
自然災害があると、子どもはもちろん、大人もパニックになりますね。
発達の凸凹がある子どもたちは、一般的に環境の変化に弱い子が多いので、よりパニックになってしまいます。
8月の臨床発達心理士会全国大会でも、災害についてのセミナーが開催さていました。
今回はその学会でトピックスになっていたことを取り上げていきたいと思います。
<大規模災害の時に考えるべきこと>
地震、台風などによる大規模災害について、考えるべき視点はいくつかあります。
・衣食住といった生活に関すること
・心理的トラウマのこと
・けがなどの医療に関すること
・二次災害のこと
などなど、あります。
特に2番については、その後の生活や発達にも大きく関わるため、専門的な支援が必要となります。
特に、大規模災害の場合は、長期化することが多く、普段の生活とは全く異なる生活を余儀なくされます。
その中で、子どもたちは心的ストレスを強く受けることになります。
そのストレスが子どもの発達に大きな影響を与えるため災害時には早急な支援が必要になるのです。
<サイコロジカル・ファースト・エイド>
サイコロジカル・ファースト・エイドとは、災害による急なストレス反応を示している人に対して行う、介入法です。
「心理的応急処置」とも言います。
厚生労働省からも手引きが公開されています。
ご興味のある方は見てみてください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000805675.pdf
恥ずかしい話ですが、私は臨床発達心理士になってもうすぐ15年ですが、今年の能登地震があるまで、サイコロジカル・ファースト・エイドのことは知りませんでした。
専門家として、研修を受けて、しっかりと学んでおく必要があるなと思いました。
<備えておくべきこと>
災害時には、大人も子どもも支援が必要となります。
子どもを持つ保護者の方は、自分の身だけではなく子どもの安全にも気を回さねばならず、負担が大きくなります。
そのため、日頃から備えておくことが重要です。
ご家庭の中でも、備蓄はしておきましょう。
賞味期限や消費期限を確認しておくことも重要です。
定期的に、お子様と一緒に家庭内の備蓄品の内容や置いてある場所を確認してみるのもいいですね!
また、靴やヘルメットなども準備しておきましょう。
けがをすると危険なので、頭を守るヘルメットは重要です。
今は畳めるものも売っていて、場所を取らずに保管ができるようにもなっています。
災害時の対応については、今は便利なYoutubeなどで動画を見ることもできますので、定期的に見て非難について学んでおくこともいいかもしれません。
発達に凸凹があるお子様は、お子様の対処法やどういう場面でどうなるのか、どういう対処があると良いかなどの、お子様のことを記したサポートブックのようなものがあると、便利かもしれません。
周りの方に助けを求めたり、理解を求めたりするのにも役立ちます。
災害はいつ来るかわかりません。
是非、普段からお子様と一緒に災害時の対応などについて確認しておいてくださいね!
そして、しんどい時には、専門家の支援を頼りましょう。
日々、災害に備えておくことが大切ですね。
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