背面キックが進むようになるための練習法とは?
こんにちは!なかい水泳予備校、講師の村田です。
新学期が始まって少し経ちましたが、皆様いかがお過ごしですか?
大人も子どもも夏の疲れが出やすい時期です。
くれぐれもご体調にはご用心くださいね。
さて前回に引き続き、今回のブログも『背面キック』がテーマとなっています。
背泳ぎの時に行う背面キックですが、がんばって脚を動かしているのに全然進まない!どんどん腰が沈んでしまう!なんてことはありませんか?
今回はキックが進まない理由やまたそれを改善する練習方法も併せてご紹介したいと思います。
■背面キックが進まない理由とは?
では背面キックがどうして進まないのか?考えられる理由について
下記3つあげています。ぜひ普段のお子様の様子と併せて確認してみてください。
1,水上に膝が出ている
写真のように、キックしている膝が水上に出ていることです。
水面から膝が出ると、水の抵抗を大きく受けて足がだんだん沈んでいってしまい進むことが難しくなります。
また、このようなキックは水平姿勢が取れておらず腰が沈んでいて横から見ると身体が「くの字」のようになっています。
その状態でキックすることも膝が出てしまう要因なのです。
2,脚の付け根からキックができていない
脚の付け根からキックができていないということは、キックをする時に太ももから大きく動かせていないということになります。
このようなキックは膝下のみの動きとなり、つま先で水を蹴っている状態です。
そうなると水を当てるための面積が少なくなるため、なかなか推進力が得られません。
水を当てる面積を増やすためには、脚の付け根から動かしてキックをすることがとても大切です。
3,姿勢が悪い
どれだけ頑張ってキックをしても姿勢が悪ければ浮くことができず水の抵抗となり結果的に進まなくなってしまいます。
顎が上がりすぎたり、腰が曲がったりして水平姿勢が取れていないことが原因です。
仰向けで行う背面キックもクロールのような下向きに泳ぐときだけではなく、頭から足先まで真っ直ぐの姿勢が基本姿勢となります。
また脚を大きく動かしすぎることも上半身が連動してしまうので姿勢が崩れてしまう原因になります。
■進むための背面キックの練習方法
なぜ進まないのか、理由がわかったところで今度は練習方法をご紹介したいと思います。
下記に練習方法とそのポイントについてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
〈体側キック〉
体側キックとは、写真のように両腕を身体の横に置いて気をつけの姿勢でキックをする方法です。
頭の位置が水面より高くなると下半身が下がりやすくなるので、フラットな姿勢を意識して練習しましょう。
両腕を上に上げて行う背面キックは、反り腰を誘発させやすい動作なので慣れるまでは水平姿勢が作りづらかったりします。
その点、気をつけの姿勢で練習することで背面キックよりバランスが取りやすいため安定した姿勢作りが可能になります。
慣れるまでの姿勢作りや背面キックの練習をはじめたばかりで不安なお子様にもおすすめの練習方法です。
〈ビート板キック〉
もう一つの練習方法が『ビート板キック』です。
写真のように背面キックを両手でビート板を持って行います。
ビート板を持つ位置は、両膝の真上にくるように持ちましょう。
顔は天井へ向け、身体全体が水面と平行になるように意識しながら行い、
腰が沈んでビート板から身体が離れないように気を付けましょう。
この位置にビート板があることで膝が水面から出てしまわないように練習することが可能になります。
身体の位置を、持っているビート板に近づけることで水中のどの場所でキックをすればいいのか分かるようになります。
またビート板を持つことで「浮くこと」のサポートになるのでキックだけに集中できることもこの練習法の大切なポイントです。
膝が曲がりやすかったり、水面から出やすいときは『ビート板キック』をやってみましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
背面キックで進むようになるまで少し時間がかかることもあるかもしれませんが、少しずつでもいいので練習してみてくださいね。
今回のブログが練習の参考になればとても嬉しいなと思います。
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