プールの中で背中さがし
夏だ!プールだ!!と言いたい時期ですが、
今年は、コロナさんで楽しめない夏ですね。
こんな時ですが、6・7月は多くのお客様にお問合せ頂き、本当にありがとうございました。
引き続きコロナ対策を徹底しレッスンをすすめていきたいと思っております。
現在たくさんの発達障害のお子様が、なかい水泳予備校に通っています。
運動苦手なお子様も たくさんいる中、お子様の動きを見ていると、
これは背面があることを知らんな!という動きを繰り返しているお子様も|д゚)
これでは日常生活も大変でしょうにという事で、着替えや準備体操、プールでのレッスンで、
背面を使ってもらえるようにトレーニングを入れさせてもらっています。
運動にはボディイメージが大切ということは、イメージがつきやすいですが、
日常生活にもボディイメージは大切なのです。
今回のブログは、ボディイメージについてをテーマにしております。
ボディイメージができないお子様の特徴
■着替えに時間がかかる
■お尻がふけない
■人の足を踏んでいても気づかない
■後頭部の髪の毛をうまく櫛でとけない
■体の幅がわからず、ぶつかる事が多い
etc…。
ボディイメージできない原因
① 『イマジネーションが苦手』
次に起こることを想像することが難しく、自分なりに見通しを持つことが苦手であったり、
目に見えない物をイメージすることが苦手。
ということは、自分の背中は鏡でも使わない限り見る事ができません。
イメージが苦手なので、見えない部分がないものになってしまうのです。
② 『固有受容覚がうまく働かない』
固有受容覚とは、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合を感じる感覚です。
この感覚がうまく働かないと、目で見えていない体のありかたや寸法がわかりません。
この2つがボディイメージができない原因と考えられています。
参考文献
https://chitchat-sports.co.jp/books/
水泳とボディイメージについて
水泳は、水に浮く事と呼吸の確保ができれば、他のスポーツに比べると簡単な動きです。
ゆっくり手をまわして、ゆっくり足をうごかしても浮いてさえいれば、すすみます。
運動が苦手な方には、私は水泳をオススメします。
動き自体は簡単な水泳ですが、水泳の特徴は体を動かしている時に、
自分の身体をイメージしながら泳ぐ必要があります。
プールの底をみて泳ぐ時に、自分の足がどう動いてるかをみることはできません。
腕をまわす時も自分の腕がどう動いているのか、前面の動きは見れても背面の動きはみれません。
人の動きをみたり、誰かに補助してもらって自分の頭の中でイメージしながら、身体を動かせます。
水泳の良いところは、そのイメージした1つの動きが何回も同じ動きで繰り返されることです。
何回も同じパターンで反復して練習ができます。
反復回数がふえると、自分がイメージした動きに徐々に近づいてきます。
泳ぐ事が得意な私でも泳ぎのフォームをかえるときは、何回もイメージに近づくように練習を繰り返して習得します。
ボディイメージが苦手な方には、本当に水泳はおすすめです。
プールの中で、背中さがし!
最後に、背中のイメージが苦手なお子様とのレッスンの1例をお伝えします。
【プールの中で、股下もぐりっこ】
一人がプールの中で、大きく足を広げてたちます。
もう一人は、その下を潜水または潜って通過。
先日、この遊びを取り入れた時に、背中イメージの苦手なお子様は、
仰向けで通過しようとしてました。
泳力がかなり高いお子様は、背泳ぎのキックで潜ることができますが、
鼻にも水がはいる可能性が高いので、大半が下をむいて潜水または潜りで通過してきます。
この子は、目で足を確認して通過したかったんだなぁと思いました。
しかし、今の泳力では仰向けは無理ということに本人も気づき、
必死に頭と背中を通過させる事に集中!!見事股下潜りを成功されました!(^^)!
股下もぐりは、プールではよくある遊びですが、
単純な遊びにも意味があるとい思うと侮れません。
コロナシーズンですが、夏という事もあり、
なかい水泳予備校お問合せ殺到中です。
少しでもご興味ある方は、お早目にお問合せください。